健康と病気

東洋医学の概念では、健康と病気の間、健康ではあるが著しく病気に近い体または精神の状態を未病といいます。
病気は東洋医学の概念でもあります。近代西洋医学では病気と言わずに疾病といいます。病気とは気を病むことですが近代西洋医学には「気」の概念は存在しないので病気ではなく「疾病」といいます。社会一般では、東洋医学が伝統的に浸透してきましたので疾病ではなく病気と言う言葉が今でも一般化しています。
健康とは、高く症状(検査結果)に異状がなく自覚症状も異常がないことをいいます。

また、
WHO憲章では、その前文の中で「健康」について、次のように定義しています。

Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.

健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが
満たされた状態にあることをいいます。(日本WHO協会訳)

我が国の平均健康寿命男性72歳女性74歳(2016年)です。
一人一人が、一度しかない人生を大切にし長生きをして欲しいと願います。